自己啓発本にメンターを見つけなさい!って必ず書いてありますよね。だから、ずっとずっとメンターを探していたんだけど、なかなか見つからないんです。でも、メンターが見つからないのは、メンターの見つけ方に問題があったから。メンターが見つからない人も、絶対にメンターが見つかる探し方について紹介します。
- メンターってなに?
- 誰でもメンターを見つけられる
- メンターは完全な人間ではない
- メンターに発信力があるとは限らない
- 自分の感性を信じる
- アドバイスを受け入れたときどう変わったか
- 偉大なメンターよりプチメンター
- まとめ
メンターってなに?
まず、簡単にメンターとは何かについて説明しますね。メンターっていうのは、自分の指導者や教育者、支援者といった役割をもつ人のことです。
自分の仕事や人生に有益な助言をくれる人という位置づけですね。
メンターがいると、自分のステップアップにとっても有利になります。
例えば、子どもが成長するときは、トイレトレーニングとか、ご飯の食べ方を教わるなど、大人の手助けが必要ですよね。
それと同じように、仕事や人生でステップアップするためには、メンターの存在が重要になります。
メンター制度は、会社の教育プログラムでも使われています。また、言葉の由来は英語の恩師(menter)からきているようです。
誰でもメンターを見つけられる
もし、人との出会いが少ないと感じている人がいても、メンターを見つけることは可能です。
メンターは身近な人物じゃなくてもいいんです。メンターは、本を通じて知った偉人やSNSで知り合った人かもしれません。
自分がステップアップするきっかけをくれるメンターは、会ったことがない人でもいいんです。
最近はSNSで簡単に質問を投げかけることもできるようになりました。
だから、組織に属してなくても出会いが少なくでも、誰でもメンターをもつことができるんです。
メンターは完全な人間ではない
メンターがなかなか見つからないと考えている人は、メンターについて誤解している可能性があります。
私は今まで、メンターは尊敬できる絶対的な存在だと考えていました。
すべてにおいて尊敬できて、あらゆる行動が論理的で、そして人格者であるのがメンターだと思っていたんです。
なぜ、そのように考えていたかというと、メンターという言葉を初めて知った本に原因がありました。
有名な自己啓発本の著者がメンターにするような人は、とんでもなくお金持ちだったり、特別な功績のある偉人だったのです。
だからメンターは、遠い存在の絶対的な人物であるはずだと思っていたんです。
だけど、それは間違いでした。
メンターは完全無欠な人間とは限りません。人間だから、完璧な人なんていないし、自己啓発本の中のメンターは、悪い部分についてわざわざ紹介されていないだけなんです。
メンターかもしれないと思った人が、少し人格的に問題があったり、感情的な部分があったとしても、だからこの人はメンターじゃない!と結論づけるのは早いです。
メンターに発信力があるとは限らない
自分のメンターになる人は、発信力があったり、口がうまい人ばかりだとは限りません。私はずっと疑問に思っていました。
詐欺師のように口がうまい人ばかりがメンターなら、洗脳されている可能性もあるし、自分のステップアップの手助けにはならない。
だから、説得力がある人物があらわれたとしても、自分のメンターとは限らないなと。
発信力がある人や口がうまい人は尊敬できるし、影響力もありますが、いまいち信用できないと感じることがあったんです。
人生や仕事に不安を抱えているときは、自信を持っている人やディスカッションがうまい人に従いたくなってしまいます。
でも、メンターを探すには、一度冷静になる必要があります。
信用できるメンターは、発信力がある人とは限りません。SNSでみんなが影響を受けている人物だからといって、自分のメンターであるとは限らないんです。
もちろん、自分が発信力や影響力のある人になりたいと思うのなら、そういった能力に長けているメンターに指導してもらう必要があります。
ですが、声の大きいインフルエンサーでなくても、良いメンターは身近に存在しています。
自分の感性を信じる
メンターが完璧で発信力がある人物とは限らないと私はいいました。そう考えると、メンターかもしれない人物は必然的に増えますよね。
でも、メンターかもしれない人が増えるということは、どの人がメンターか分からず悩んでしまうこともありそうです。
そういうときは、やっぱり自分の感性をまず信じてみましょう。
その人といるとどう感じるか、といった感覚や直感を大切にしてください。さらに、会う頻度や目にする機会が増えているといった偶然も、考慮してみてくださいね。
自分の中に不安な気持ちがあるときや、不安定だなと感じるときは直感も鈍ってしまいます。
なので、精神状態が良いときに感じる直感や感覚を大切にしてみましょう。
アドバイスを受け入れたときどう変わったか
人にアドバイスをもらうことってありますよね。アドバイスではなくても、他人が行っていることを自分に取り入れてみたりとか。
アドバイスを受け入れたときに自分の人生や仕事がうまくいったのかをしっかりと観察しておくことが大切です。
あの人の言ってることを取り入れるとなんとなくうまくいくとか、あの人のアドバイスによって、気持ちに変化があったとかそう感じることがあれば、その人が自分のメンターである可能性は高くなります。
忙しいと自分の変化を見過ごすこともありますが、メンターを探すためには、ある人のアドバイスを受けた結果、自分がどう変わったのかしっかりと検証する必要があります。
偉大なメンターよりプチメンター
すごく尊敬できるメンターを一人見つけるのはとっても大変です。でも、いろんな分野で、その人の助言を取り入れるとうまくいくと感じるメンターを何人も持つのは意外と簡単です。
だから、偉大な一人のメンターを探し出すよりも、プチメンターをたくさん持って、自分に取り入れていくとメンターの力をいち早く取り入れることができます。
メンターというのは生涯同じ人物とは限りません。
自分が成長すると、今のメンターとお別れして、新しいメンターに出会うことがあるからです。
偉大な一人のメンターと関係を深く結ぶというのも貴重な体験です。だけど、自分の成長によってメンターと離れる可能性もあるのなら、たくさんのメンターを持つほうが発展性もあります。
一人のメンターに依存しないためにも、多くのメンターを持つことや探すことは自分の視野を広げることにもつながるのでおすすめです。
まとめ
完璧主義な考え方だと、なかなかメンターに出会うことができません。
出会っていたとしても、メンターの嫌な部分を発見すると自分からメンターを遠ざけている可能性もあります。
私の考え方が完璧主義だったので全くメンターが見つからず、最近考えを改めるようになりました。
例えば、お稽古を習っていて、芸事に関しては一流のメンター(師匠)がいるとします。
そのメンターの私生活が派手で人間性があまり好きだと思えなかったとします。そういうときは、メンターであっても適度な距離をおき、私生活の部分を自分に取り入れずに芸事に関してのみ見習えばいいんです。
メンターを見つけたいのなら、メンターかもしれない人物の発言や助言をよく観察し自分の変化を感じて下さい。そして、少し柔軟な考えを持つようにしましょう。
そうすると、自分のステージに合ったメンターがきっと見つかると思います。