家庭におけるマズローの欲求階層論について【夫と意見が合わない原因】

我が家では、人生設計において家族と全く意見が合わないことがあります。

 

私は、早くお金の自由を手にしてプラプラ暮らしたいと思ってます。ゆるっとLIFEとかいうブログの名前の通り、ゆるく幸せに暮らしていきたいのです。

 

当然、ゆるくプラプラ生きることが真の幸せの形だと思ってました。

 

しかし、マズローの欲求5段階を自分の家庭や人の幸せに当てはめると、新たな驚きがありました!

 

マズローの欲求階層論について

よくみるマズローの5段階欲求の図

みなさん、もしかしたら1度くらい目にしたことあるのかも。この三角の図です。

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人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮定の下、人の欲求には5段階階層があるよというのですが…これだけ聞くとなんじゃそりゃって感じですよね。

5段階の欲求とは?

ざっくり説明すると、ご飯を食べたい・ちゃんと寝たい!というのがまず、生理的欲求です。次は、経済的に安定したいとか、健康を維持したいなとか安全な所に住みたいとか、そう思うのが安全の欲求

 

どこかの集団に属したり、家族を持ちたいと思うのが社会的欲求

 

そして、集団の中で認められたい。会社で出世したいというのが承認の欲求。その上の段階が、自己実現の欲求です。

 

人の欲求にはレベルがあって、生理的欲求が満たされれば次の欲求が出てきて、階層を上っていく。それは、自己実現に向かって成長してるんだよって説です。

 

人生設計にも大きく影響する欲求階層

お金では地位や名声を買えない?!

晩年、政治家になろうとするお金持ちのおじさん。「お金は後からついてくる!」とか豪語しちゃうイケイケな人。

 

私、その気持ちや意味が全く分かりませんでした。

 

お金、ほんとに後からついてくるんか?

 

お金あったらもういいでしょ!

 

たくさんあるお金で海外旅行とか行って、奥さんを大事にしてあげて!と思ってました。

そう思ってる人、結構いませんか?私だけ?

自己実現ってすごく高次な欲求なんだ

自己実現ってよく聞くから、みんなそんな欲求がありそうですよね。でも、自己実現は、マズローの階層の頂点に位置するくらい高い次元の欲求です。

 

自分のやりたいことを思いっきりしたい。

最大限に自分の能力を発揮したい!と思うのが、自己実現の欲求です。

 

アルバイトとか家事ではなかなか満たされない欲求です。社会とつながって、社長になったりしないと自分の思うとおりに行動し、最大限の能力は発揮できません。

 

先ほど出てきた架空人物、政治家になろうとするおっさんとかイケイケな人は、今までやったことない政治家になって、今まで得てきた知見を最大限に発揮したいと思ったり、自分の才能を信じて自分のやりたいことをおもいっきりやりたいと考えていそうです。

 

この高次な欲求から湧き上がる感情や、幸せの定義によって行動してる。

 

この行動が理解できない私は、架空のイケイケな人や政治家になろうとするおっさんと同じ欲求段階にいないんです。だから、全く理解できない。

 

「地位や名誉はお金で買えない」とかいう発言に対して、いや、お金のほうが大事だよ!地位や名誉なんてとんでもないというのは、私が5段階欲求の低次元の段階にいるからという結論です。

 

家族間でも欲求段階に差があった

私がセミリタイヤして海外旅行に行って、のんびりプラプラゆるっと生きたいと願うのは、安全の欲求という下から2番目の欲求段階だからですね。

 

社会的に認められたい!とかいう社会的欲求まで気持ちがいっていない。

 

なんていうことだ…

 

しかし、家族の誰かがもし承認の欲求段階にいるとどうでしょうか

 

仕事を辞めるとか、組織から離れたいとか思ってません。

 

そんなの幸せじゃないから。

 

だから家族一丸となって一緒にプラプラゆるっと生きてもらえません。そこで家族間でも人生設計に大きな差が出てきてしまうんです。

成育歴や性格に左右される?

同じ家に住んで、生計を共にしているため同じ生活水準であるのが家族です。それなのに、うちの家族みたいに欲求段階に差がでているって不思議ですよね。

 

欲求段階の差は、現在の生活水準だけではなく、自分の性格や成育歴、健康状態、それぞれの仕事などによって大きく左右されるのではないかと思います。

 

若いころに貧乏だったり、親に対して不信感があったり、慎重な性格であったりすると欲求段階がなかなか上がらないのではないでしょうか。

 

そして専業主婦とか会社員とか自営業とか、家族によって仕事も違うので、そういう違いでも欲求段階に差がでてきてしまうと感じました。

まとめ

夫婦とか家族によっても、欲求の段階には差がでてしまいます。まずはそれを理解すると、どうして私の幸せに付き合ってくれないんだ!

 

という憤りが収まってきました。

 

もし、家族間で人生設計に差があるのなら、自分の欲求段階を上げるように工夫してもいいかもしれない。(自分名義の貯蓄を増やす・健康的な暮らしをする・組織に属す等)

 

そして、もし欲求段階が上がった時には、今見ている幸せの定義が変わってしまうことも忘れてはいけない。

 

年齢を重ねてたくさんの貯金ができ、これで安心して老後を過ごせる!幸せだと思っても、急に社会的欲求が湧いてきて今の状態では満足できなくなってしまうかも。

安全欲求より上を満たす行動は、人によってほんと様々なのではないかと思います。

 

著名人のコラムや本を読んで、すんごいと思うけど全然心に響かないのは、例の三角の図の欲求段階が違うからなのでは?

 

家族で幸せになるためには、すべての欲求段階を理解する。そして家族の一員が欲求段階を登っていく可能性があることも考慮し、環境を整えておくといいかもしれない。

 

現代にはネットとかSNSがあるので、昔より人から認められたり集団に属すのが容易で、社会的欲求や承認欲求は満たしやすそうです。

 

先進国に生まれても便利な世の中になっても、欲求段階には人によって大きな差がある。家庭内という小さな枠組みでも。

  

家族で幸せになるために、家族の幸せや欲求をより良く理解したいと思います。