将来への不安から貯蓄をすると不幸になる?!お金の上手に使う方法は?

学生時代から老後の心配をしていた私は、お金の使い方についていっぱい悩んできました。

夫からは、「前世は借金で苦労していたんじゃないの?」とか言われる始末です。

 

お金のことが心配で心配でたまらなかったんです。

今、漠然としたお金の不安を抱えている人も多いと思います。

でもこのままじゃいけないと思ってお金の考え方を変えたという話をしたいと思います。

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お金がないと不安でいっぱいだった過去

非正規で仕事をしていたことや、心配性だったことで自分のやりたいことやしたいことを我慢してお金を貯めていました。

心配性だったので、将来の漠然とした不安を解決するために、お金を貯めるという手段を選んでいたんです。

 

体があまり強くなかったことからよく病院に通っていたのですが、合わない仕事をしていると治療費にお金が減っていくばかり。

非正規の仕事をする→仕事がずっとあるかわからない→ストレスが溜まる→病院に行く→お金が減る→頑張って非正規の仕事をする・・・・

 

この繰り返しでした。

 

当時の私はこう思っていました。

 

全く働けない人への支援は充実しているのに、ぎりぎりのところで働いている人の支援はあんまりないんだな

 

そう感じると、とても苦しかったです。

 

そんな経験から、お金が減ることにすごく恐怖を覚えていました。

 

仕事との向き合い方を変える 

非正規の仕事は、お給料が少なくて不安定、そのうえ拘束時間が長かったので余計に精神的にも辛い日々が続きました。何度も仕事を変えるけど安定しない日々。

 

自分は仕事の続かないダメな人間なんだと、すっかり自信を失っていました。そしたらその自信のなさから、おどおどしてしまって人に攻撃される機会も増えました。もっと自信を無くして、小さくなって生きていました。

 

どんどん不幸体質になる中で、転職した仕事が週に4日の仕事でした。

 

週4程度の仕事にしたときに、自分は体調が安定しだして、体も心も元気になってまともに考えることが出来るようになってきました。

週5日働かないといけないと思い込んでましたが、ほとんどの会社が採用している勤務体系なだけで、無視できるなら無視してもいいんだなと思いました。

 

私が無理なく働けるのは週4日くらいだったんですね。

 

週4日労働も非正規の仕事だったのですが、お給料はありがたいことに前職の週5勤務の仕事と同じくらいでした。休みの日が増えて体に余裕ができると、心にも余裕が生まれるんですよ。

 

気持ちと体調が落ち着くと意欲が戻ってきて、本を読んだり情報をしっかりと精査するということができるようになりました。

 

今までは目の前の仕事や、いつからか染みついていた常識で頭がいっぱいで、何もできなくなっていたり、新しいことに挑戦する意欲を失っていました。それが、少しずつ解放されたんです。

 

週5以上働くべきとか、転職したらダメだとかそういうことはないなーと自分を許せるようになってきました。

 

将来の不安のために蓄えるのはお金ではない

ずっと将来のためにお金を貯めなければと、強迫観念のように感じていてお金を必死に守っていました。非正規で貯めれるお金なので、ほんとうに少なかったのですが。

 

ただ、将来の不安によってお金を貯めていると、新しく何かにチャレンジしたり、行動範囲を広げることもなくなっていったんです。

 

よく「若い頃は貯蓄なんてせずに遊べ!」とかいいますが、なんて横暴な意見なんだって思っていたんですね。

 

無責任だろっとも思ってました。

 

でも半分正解で半分外れている気がします。

 

なぜかというと、若い頃にお金を貯めていたとしても、物価の価値が上がりインフレが起きてしまえばお金の価値は下がってしまいます。

お金の価値って普遍的なものではないんですよ。だから、今必死にお金を貯めておいても、お金の価値は変わってしまうかもしれないんです。

 

ただ、私は全く貯金しないのも精神的に良くないと思っています。でも、生活が苦しいのに無理してでもお金を貯めてしまう人は、お金を貯めることで精神的な安定を得ていると思うんです。

でもそれだけでは、今の現状から変わることはできません。

 

だから、貯金はしてもいいけど、それだけでは将来の不安は解決されないということを忘れない方がいいんです。

 

不安は「経験」と「情報」が解決してくれる

漠然とした将来の不安から貯蓄している人や、貯蓄したいから自分の行動を制限している人がいれば、本当にそれで自分が不安から解放されるか考えてほしいんです。

 

将来の不安やお金の不安を払しょくするには、経験と情報がとっても大切だと思います。

 

まず、経験ですが、これは仕事にもすぐ活かすことができるんです。ライティングの仕事をしていると、自分の旅行の経験から婚活経験、美容、健康、普段何気なくしていたことが仕事になることもあります。

 

これはライティングの仕事だけではないと思います。自分の経験や強みで仕事をしている人はいっぱいいるし、買った商品に感動して、それを広める仕事をする人もいますよね。

他人がやっていない経験は、就職活動の強みになることもあります。

 

経験が自分を助けてくれることが度々あるんです。生活の知恵は、暮らしを豊かにしますが、仕事にも大きな影響を与えることがあります。

 

そして、情報もとっても大切です。例えば、医療保険の制度とか、申請しないともらうことができない手当もたくさんあります。稼ぐという方向以外にも、自分を守るためにも情報は必要です。

 

私がそうだったのですが、自分が勝手に決めた常識で、悪循環に陥ってることってよくあるんですよ。

 

昔だったら、小さいコミュニティの常識が絶対的で、新しい価値観に出会うことはなかったかもしれません。

 

だけど今は、情報がたくさん入ってくるので、自分の価値観とは違う人にもたくさん触れることができます。

 

今、漠然とした将来への不安や、不満を抱えて貯蓄しているのであれば、成功している人の思考を知ることは今の自分を変えるチャンスだと思います。

頑張っているのに状況が改善しないのは、頑張り方が間違えているだけです。

 

そこを修正することで、自分で自分を苦めてしまうような状況から抜け出すことができます。

貯蓄体質が良いわけではない

老後破産とか下流老人とか、貯蓄しないと恐ろしいことが起きるという悲観的な話って多いですよね。貯蓄体質になる方法という特集も多くみかけます。

 

でも、貯蓄体質になれば本当に幸せになれるか疑問です。

 

私がそうだったのですが、不安からお金を貯めたとしても、少ない給与で無理して貯めているのなら、全然思うようにお金が溜まらず人生を変えることができないからです。

 

最近クラウドファンディングという言葉を聞くようになりましたが、やりたいと思うことや特技やアイディアがあればお金が集まってくる時代になりました。

金融のあり方も変わってきています。金融やお金の流れはとても早くて、日常生活にどれほどの影響を与えるのか、個人では予測することは難しいです。

 

ただ、お金という価値観も時代とともに変わっていくのだろうなと思います。

 

もし不安からお金を貯めてしまっていて、幸せを感じられない人がいるのなら、経験にお金を投資してみたらどうかなと思います。

幸せにお金が貯まるようにするには、経験や情報、自分の感じ方を大事にすることが大切なんだと私は学びました。

 

もちろん、人脈も大事だと思います。

仕事では人脈が大切といわれますよね。自分を成長させてくれるのも、人との出会いなので、自分と合う人や憧れの人とのおつきあいを大切にするべきなんです。

 

無理に付き合う必要はなくて、嫌な感じの人とはほどほどな距離で付き合うというのが人付き合いで疲れないようにするコツなのかなと思います。

 

確かな情報は、信頼できる人から流れてくることもありますよね。

 

まとめ

主婦雑誌や女性向けのビジネス雑誌でお金の貯め方については指南がありますが、お金の使い方についてはあまり良い提言がないような気がしました。

なので、自分の経験から、お金は情報や人脈、経験に使う方が結果的にお金が溜まりやすくなるんじゃないかと考えて書いてみました。

 

お金が減ると心配になってしまうという人もいるかもしれません。でも長い目で見ると、結局は情報や経験といったものの方が価値を持つこともあります。

健康維持するにも、正しい情報が必要です。

 

浪費家の人には無縁かもしれません。でもお金を使うことを必要以上に恐れる人がいるのなら、ちょっと考え方をかえると楽になりますよ。